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Interview #04

手厚い研修で包丁の研ぎ方から習得。
「こんな魚が食べたい」の声に、技術と熱意で応えます。

伊那福島店/鮮魚部門

K.Fさん

2020年入社

K.Fさん

茶の湯ともつながる、チームワークのおもてなし

学生時代は地元・伊那から京都に出て、法政策を学んでいました。法律学や政治学の知識を実際の政策へどう生かせるかを学ぶもので、特に興味があったのは法哲学。ただ、それを仕事と結びつける気持ちはなく、就活時は改めて、自分のやりたいことを考えてきました。
もともと「食」に興味があり、スーパーに食材が並ぶ楽しい雰囲気も大好きだったため、漠然と「こんなところで働きたい」と感じていたことを、少しずつ具体的にしていったイメージです。売り手はたくさんの商品を扱うけれど、買う側にとっては選んだ商品は唯一のもの。そこを大事にできるお店がいいと考えた時に、真っ先に思い浮かんだのが、地元でよく通っていたツルヤの店舗でした。

面接では、「豊かな食生活を創造する」という企業理念に共感したこと、お客様のために自分もおもてなしする側に立ちたいということを伝えてきました。
実は大学では、和の文化に憧れて茶道研究部に所属。お寺で観光客の方向けにお茶を点てるアルバイトも経験しました。茶道にはチームワークが必要で、お茶を点てる人のほかにも、裏方として準備をする「水屋」、お客様の前に一杯ずつお茶を持っていく「運び」、お話で場を盛り上げる「半東」など、様々な役割があります。何人ものメンバーで協力し合い、お客様に喜んでいただけるように動くことは、スーパーマーケットの仕事にも通じるものがあると説明したところ、とても興味を持っていただけました。担当の人事の方や役員の方がとてもやさしく、お話しやすかったことも覚えています。

調理初心者から丸の魚をさばけるまで

調理初心者から丸の魚をさばけるまで

入社後1ヶ月はレジ研修で、店舗勤務の傍ら、小諸市の営業本部に通ってチェッカー業務の基本を学んできました。その後、鮮魚部門担当として調理研修を受講。月1~2回、2年ほどかけて魚の扱い方を身につけていく形です。
包丁の研ぎ方から始まって、鯛のウロコを引いたり、イワシを開いて三枚下ろしにしたり。「魚をさばけたらカッコいいな」という軽い気持ちで鮮魚部門を希望したのですが、一人暮らしの時も料理経験はほとんどなかったため、最初はかなり苦労しました。
研ぎ方1つ取っても、切れる包丁にするには刃を立てる角度が大切ですし、正確な角度を保つためには姿勢を考える必要もあります。切る際も、鮭のように固い中骨を断つ時は、踏み台を使うなど体重をうまくのせる工夫が欠かせません。

4年目になる今では丸のブリなど、大きな商品を任されることも増えてきました。直近の目標はブロック状のマグロをお刺身にするまで、1人で担当すること。皮を引いたり、血合いを取ったり、慣れないうちは包丁の入れ方を失敗して、身が骨にたくさん残ってしまっていましたが、最近では少しずつ、歩留りの良いさばき方ができるようになった気がします。
先輩からは「このラインに合わせて刃を引けばきれいに切れるよ」「力任せでなく、手首をこう使うと断面が見栄え良くなるよ」とアドバイスをいただくことも。具体的な技術を分かりやすく見せていただけるので、とても助かっています。

ツルヤの顔として、いっそうの成長を目指したい

豊かな食卓づくりのための提案を続けたい

ツルヤでは持ち込みの魚も受付けているので、時にはお客様から「この魚をさばいてほしい」と注文を受けることもあります。先日は丸の大きな活鯉を持ち込みいただき、輪切り調理を行いました。骨が硬くて大変でしたが、お客様から「お祝い用だから助かったよ」と喜んでいただけ、ハレの日の役に立てたのかなとホッとしました。
売場で値付けや品出しをしていると、「これはどうやって食べるの」と質問をされることも。自分でも提案の幅を広げられるよう、最近はレシピ冊子などを見ながら調理法を調べています。おかげで自宅料理の幅も広がってきました。お客様から聞かれたことに、「フライがおすすめですよ」「塩を振って焼くとおいしいですよ」と提案して喜んでいただけるのは、やりがいにもつながっています。

役職や勤続年数に関わらず、売場づくりの提案をしやすいのもツルヤで働く魅力です。私も、簡単に味付けできるタレや調理用の粉の小袋を魚と一緒に置くなど、アイデアを出してきました。お客様が手に取ってくださるのを見た時はうれしかったですし、主任から「それはいいね」と後押しいただけたのも心強かったです。
スーパーマーケットの仕事は、求められる商品やサービス作りのために、「これがやりたい」「私がやります」と手を挙げられる人が向いているように思います。自分が動いたことで、人に喜んでもらえ、それを喜びに感じられると、どんどんモチベーションも上がるのではないでしょうか。
私の今の目標は、主任になって自分のアイデアを反映させて鮮魚売場を充実させていくこと。それがツルヤに来られたお客様の食卓の豊かさにつなげていけたら良いなと思っています。

SCHEDULE

ある1日の仕事の流れ

  1. 07:00

    商品づくり 1日の作業段取りを確認し、刺身や切り身などの商品作りに入ります

  2. 08:00

    値付け・品出し、開店作業 当日の相場やチラシ売価に合わせて機械端末で価格シールを印刷。開店までに必要な商品を並べます

  3. 09:00

    開店 お客様をお迎えすると同時に、売場を確認。商品が揃っているか、POPに間違いがないか確かめます

  4. 10:00

    発注作業、売場維持 ちくわやさつま揚げなども鮮魚部門が担当。不足分の商品を売場に並べたり、本部へ発注をかけたりします

  5. 12:00

    お昼休憩 お惣菜コーナーで新商品を覗くのも楽しみです

  6. 13:00

    翌日の仕込み 売場に足りない分をさばき、翌日の値札等を準備します

  7. 14:30

    バックヤードの掃除 調理後のバックヤードを整えます

  8. 15:00

    売価変更、翌日のPOP用意 調理用の調味料や粉も用意。「フライにするとおいしい」など、オススメ料理の文言を入れることもあります

  9. 16:30

    退勤

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