桜寒天、桜ホワイトチョコ
- 丸子中央病院 山田シェフのいきいきレシピ
八重桜の花の塩漬を使ったほんのり塩味のデザートです。桜寒天は地味ですが、桜の香、塩味、レモンの酸味、あんこのバランスがよくとてもおいしいです。桜ホワイトチョコはチョコレートのテンパリングが面倒ですが、書いてあるとおりにあわてずにやってみて下さい。
材料
●水…800㏄
●砂糖…120g
●粉寒天…スティック1本(4g)
●水…大さじ2
●桜花塩漬…1/2パック(20g)
●あんこ…15g程×6
●レモン汁…小さじ1
●ハイビスカスローズヒップティー…1パック
●あればキルシュ(サクランボリキュール)…小さじ1
《桜ホワイトチョコ》
●ホワイトチョコレート…2枚
●桜花塩漬…1/2パック
作り方
《桜寒天》
1.桜花塩漬の花柄の部分をハサミで切って取り除きます。
2.花、がくの部分をザルに入れ、水に2秒程つけて塩を振り洗いし、キッチンペーパーにとって軽く絞ります。あんこ玉を丸めておきます。
3.水800cc、砂糖120gを火にかけて沸かします。ハイビスカスティーのティーバッグを1秒程漬けて、少しピンク色にします(なければ不要)。
4.粉寒天4gを小さい器に入れ、水大さじ2を加えてふやかし、3に入れて一度沸かします。軽く絞った桜の花、レモン汁、キルシュ(なければ不要)を入れてガラスの器に流します。
5.あんこ玉を入れて冷まし、常温になったら冷蔵庫で冷やします。
6.3で使ったハイビスカスティーのティーバッグで濃いめのハイビスカスティーを入れて、寒天の上に少しかけます。
《桜ホワイトチョコ》
1.桜花の花柄をとり、ザルに入れ桜寒天作り方2と同様に洗い、キッチンペーパーにとりよく絞って水けをとっておきます。絞ったら花びらをほぐしておきます。
2.ホワイトチョコレートを乾いたボウルに入れ、水が入らないようラップをして、風呂の温度ぐらいの湯に浮かべてチョコレートを溶かします。
3.完全に溶けたら湯せんから上げ、乾いたゴムベラでよく混ぜます(湯せんした湯はあとでもう一度使います)。
4.チョコレートのボウルを冷水(冬なので水道水をためればよい)にあてゴムベラでよく混ぜます。
5.チョコレートが固くなってきたら水から上げ、チョコレート全体が同じ温度になるようによく混ぜます。
6.チョコレートがゆるんできたら再び冷水にあてよく混ぜます。
7.5・6を2~3回繰り返し、ポマードバターより少しやわらかいぐらいになったら3の湯せんに2秒程あててゆるめます(湯せんの湯が冷めていたら温めておきます)。
8.湯せんからはずして全体をよく混ぜます。再び2秒程湯せんにあててよく混ぜます。何度か繰り返しチョコレートがゴムベラからひらひらと流れるぐらいになれば出来上がりです。ここでもチョコレート全体を同じ温度にすることが重要です。
9.クッキングペーパーに8のチョコレートを流し1の花びらをちらし、上からクッキングペーパーではさんで広げ、冷蔵庫で冷やし固めます。
注意!冷蔵庫で冷やして固まらない場合、テンパリングがうまくいっていません。仕方ないので冷凍庫で凍らせて食べます。